伸栄開発株式会社

高解像度

測量をするにあたり、地形の点群データを集約して2Dまたは3Dデータ化することが必須です。
そのためには、スキャナーで複数地点から地形を読み込ませて、複数データを合成することで精密なデータを得ることができます。
点群データの取得は、建設物や構造物を創り上げるにあたり、基礎となる最も需要な業務です。

NavVis VLX

屋内・屋外・地下空間・GPS環境などの場所を選ばず詳細に3次元データ化
【 現場時間を削減し、コストを節約できる高効率な計測 】
高速モードでは、1時間で約1万㎡の計測を実現。従来の手法に比べて約10倍のスピードを持っています。
【 業務の品質と信頼性を向上させる高密度・高精度な計測 】
 2台のLiDARと4台のカメラで、高密度な点群データと鮮明なパノラマ画像取得が可能。
点群データの精度は平均3cm以下で、業界の標準に比べて約3倍の精度です。
【 現場・解析作業の負担と、データ共有のストレスを削減
 装着して歩くだけで、自己位置推定や動的物体の除去などの処理を自動で行います。
計測後には、専用ソフトを使用し3Dデータを簡単に閲覧や共有ができます。従来のソフトウェアに比べて約5倍の操作性です。

NavVisのサービス・機械の特徴

  1. コントロールポイント
    ○地面や壁面の測量点を計測中に記録することで、自動統合処理を実現
  2. 手元に取り込まれたディスプレイ
    ○計測状況が一目でわかるプレビュー画面で、データ取得漏れによる手戻りを削減
  3. エルゴノミクスデザイン
    ○体への負担を抑えたエルゴノミクスデザインで、狭隘な空間での計測であっても設備への衝突などの危険性を大幅に削減

MMS (モービルマッピングシステム)

【 交通規制不要 】
 交通量の多い国道や自動車専用道でも一般車両同様に走行するだけでデータの取得が可能
【 作業効率の向上 】
 20kmの路線延長でも1時間程度で計測可能
  → 現地作業日数の激減
  → 一度データを取得すれば、図化等の作業は内業処理のみで可能

○ 三菱製・NETIS登録(KK-090011)

MMSの活用例

  1. 点群取得
    ・100万点/秒で点群取得が可能!
    • ・現況道路の線形復元
    • ・任意箇所の断面形状の抽出が可能
  2. CAD図化
    • ・取得した点群データを元に、汎用CADデータ形式で作成可能
    • ・通常点群データは非常に容量が大きくなるが、必要情報のみをトレースするため、従来の点群データより容量は軽量化
  3. 縦横断データ
    • ・点群データを元に、断面データを作成
    • ・点群やモデリングデータを元にわだち等を考慮した高精度な断面精度を実現可能
  4. 出来形管理
    • ・点群からTINメッシュを作成
    • ・LandXMLとして書き出し設計データを再読み込み
       →1層上の上層路盤の点群を重ね、出来形計算
    • ・規格値との誤差で色分けヒートマップ
    • ・切削後~上層路盤~基層~表層と、各層施工ごとに計測を実施することにより出来形管理が可能
       ※車両を走行させることが困難な場合は手押しで計測も可能

業務実績

  • ・兵庫県 阪神南県民センター 西宮土木事務所(主)大阪伊丹線 歩道リニューアル設計業務委託

Merlin LT

【 費用効果が高く安全な沿岸、沖合、内陸水路調査のために開発された海洋LiDARシステム 】
 海洋で測定したデータをタイムタグ付きの調査データとして効率的に取得
【 データ取得情報を維持させながら、軽量小型化 】
 ・無人ボートや小型船舶でもマウントしやすいサイズの為、測量コストを大幅削減
 ・潜在的に危険な領域で乗組員が費やす時間を軽減

Merlin LTのメリット

  1. 既存のマルチビームとの統合により、水面上及び海面下で測定したデータを同時に効率的/迅速に既存ソフトウエアなどで取得可能
  2. 取付角度を自由に調整することにより点群を迅速かつ高速に取得可能
  3. 沿岸浸食は、遠隔地の海上測量で新旧のデータを簡単に比較可能
  4. 見通距離までの正確なデータを取得する事ができるため、海岸線、人口構造物などを含む、喫水線の上の対象物を精密な点群データとして正確にマッピングすることが可能

深浅測量(ラジコンボート)

主な用途

・浮遊砂流量/掃流砂量調査
・広範囲流向流速分布調査
・簡易深浅測量(河床形状調査)
・橋台、橋脚洗堀調査

性能

ラジコンボートは全長144cmの小型船であり、車両での運搬が可能。尚且つ軽量の為、現地での準備・撤収がスピーディー。
作業員の乗船が不要のため、転落事故の危険がありません。
航跡、地形はリアルタイムで確認可能。

〇 観測レンジ 0.6m ~ 25.0m
〇 ボートサイズ 144cm×120cm×27cm

計測結果

  • Vat出力点群データ(水深:m)

  • グリッド化データ(水深:m)

  • 断面コンタ図(流下軸成分)

  • 断面ベクトル図(2層ピッチ)

水中部3次元可視化技術 マルチソナー Seabat T50-P

【深浅測量】
 → 海岸、港湾、ダム湖の3次元地形や断面図の作成
【ICT水中計測】
 → 港湾におけるICT計測化
【水中変状計測】
 → 護岸変状、洗堀、香水や津波等の災害状況確認

マルチソナーは、送波器から扇状の音響ビームを海底に向けて発信し、直行して配置した受信機で舷側方向に鋭い指向性をもつ多数の受信ビームを形成し、海底からの反射波を受信することで1度に広範囲かつ多数の点を精度良く計測ができる音響測深器です。

  •  ○直下最大レンジ:575m
  •  ○周波数:190~420kHz
  •  ○最大スワス幅:150°(等間隔発信)170°(等角度・インターミディエイト発信)
  •  ○ビーム幅:0.5×1°(400kHz)1×2°(200kHz)
  •  ○ビーム数:最大1,024本
  •  ○最大サウンディング数:最1ビーム音線上 最大5点まで(要Multi-detectオプション)

マルチソナーの活用例

  1. 深浅測量
    • ・海岸、港湾、ダム湖で深浅測量を行い、3次元の地形データを取得
    • ・照射角調整により点群密度も調整できるため、より対象物に着目した調査や、地上レーザーとの組み合わせにより、汀線際から陸域まとめて計測可能
  2. ICT水中計測
    • ・3Dデータを一元管理することにより、生産性向上を図る事が可能
       例)①3次元起工測量→②3次元データによる施工量算出→③3次元出来形測量
    • ・ICT浚渫工(港湾・施工部分)における3次元測量の本格運用
    • ・ICT基礎工?ICTブロック据付工(港湾)のモデル工事の実施
    • ・完成形状の把握と共に経年変化等の確認にも活用可能
  3. 水中変状計測
    • ・河川等の3Dデータを年数毎にひかくすることにより、水流等による深掘の計測が可能
    • ・震災後の災害復旧(水中構造物調査)にも貢献

業務実績

  • ・兵庫県中播磨県民センター (二)夢前川水系菅生川菅生ダム堆砂測量業務委託
  • ・兵庫県西播磨県民局 (一)揖保川水系引原川 引原ダム深浅測量等業務
  • ・兵庫県中播磨県民センター (一)揖保川水系林田川安富ダム堆砂測量業務

地上型三次元レーザースキャナー

レーザースキャナーは、一度に大量の点群データを取得することができます。この点群データは、一点一点が独自の座標値(X,Y,Z)を持っています。また同時に写真撮影する事により、その点に色(RGBカラー)及び反射強度の情報も持たせる事ができます。
地上型レーザースキャナーの特徴は比較的精細なデータを得られることと水平360°・鉛直270°の測定範囲の自動フルドームスキャンが可能なことです。そのため構造物の壁面や内部から見た天井部の3次元データも計測可能です。

3Dレーザースキャナーは、レーザーによる計測対象物とセンサーの間をレーザーパルスが往復する時間を計測することで距離を計測し、同時にレーザービームを発射した方向を計測することで、計測対象点の3 次元座標を取得するもの。

作業手順

  1. 現地にて反射ターゲット設置
    現地にてターゲットを設置し、座標関連をつけるためにトータルステーションにて視測します。
  2. 3Dレーザースキャナー測定(データ取得)
    スキャナーを設置し、対象物をスキャニングし、データを取得します。
  3. 3Dレーザースキャナー計測(ターゲットスキャン)
    複数スキャニングする場合は、ターゲットを設置し、データを合成するためにターゲットをスキャンします。
  4. 複数のスキャンデータ合成
    解析ソフトを用いて、ターゲットスキャンデータを基に複数のスキャンデータの合成を行います。
  5. スキャンデータ解析
    データを加工する上でスキャンの範囲の確定と精度などを解析します。

現在までの国内での主な使用分野と検証内容をご紹介します。

  • ◆ 大学、研究機関での中大型構造物、遺跡、文化財の形状寸法計測$00A0
  • ◆ 交通事故原因の状況解析データの計測とシミュレーション作成
  • ◆ 火山災害時の流出溶岩の流量計測と堆積火山灰量の計測
  • ◆ 地すべり時の流出土石量の計測
  • ◆ 各種プラント設備の現状寸法の計測
  • ◆ 大型構造物の製作後の寸法計測
  • ◆ 橋梁の現状計測と3Dデータ取得および復元図の再図面化
  • ◆ トンネル坑口と法面の転石、地すべり予測のデータ有効性の検証
  • ◆ トンネル内空変位の立体的な変状計測の実用性の検証
  • ◆ 道路面変状計測(縦横断平面の作成と確認)の検証
  • ◆ 道路法面崩壊の予防保全用計測データ有効性の検証
  • ◆ 岩盤崩壊予測および予防保全データ有効性の検証
  • ◆ 市街地計測とバーチャルサーベーヤによるGISデータ展開の検証
  • ◆ 湾岸浸食の定期観測による変状計測の検証
  • ◆ 河川構造物の定期観測による変状計測の検証
  • ◆ 移転補償交渉のための確認基本データとしての有効性の検証

業務実績

  • ・兵庫県姫路市 展示パネル作成に伴う山之越古墳茸石図化業務委託(平成22年3月)
  • ・鳥取県 災害測量(平成23年9月)
  • ・福岡県 星野川災害測量建設作業(平成24年8月)

メリット

  • ・位置情報が瞬時に測定できます
  • ・人が近づけない災害箇所等で活用できます
  • ・計測データの事前と事後の比較ができます
  • ・現場の作業コストの削減に繋がります
  • ・高精度な計測が可能です
  • GLS-2000の特徴(3D Laser Scanner)
  • 測定レンジによって選べる3つのラインアップ
  • 測定距離に応じて、モード選択が可能。
  • ショート(130m)、ミドル(350m)、ロング(500m)
  • 現場をすばやく3D化に。
  • 品質向上:木や障害物がある場所での計測
  •      立面、法面や構造物の計測
  •      面計測による3Dデータ計測時の精度・再現性
  • 耐環境性:強風時の計測
  • 工期短縮:作業効率の向上
  •      レジストレーション・3Dデータ出力・他社ソフトとの連携

3Dハンドスキャナー

GeoSLAM "ZEB-REVO RT"
どこにでも持ち運び可能で、GPSを使用しない3次元モバイルマッピングテクノロジー。
ハンドヘルド端末で軽量、そして簡単に使える3次元レーザースキャナーを使用して、歩きながらのスキャニング操作を行います。
短時間で高精度3Dモデルを作成することができます。

作業手順

1. 点群データと軌跡データの読み込み
歩きながらスキャニングします。360°の視界をスキャナーから最大30m範囲まで、わずか数秒で読み込みます。
2. 地表3Dモデルの作成
点群処理ソフトで精密に3D化させます。

メリット

・どこでも3Dモバイルマッピング
我々の多目的技術は全ての業界でどのような環境においても適用することができ、特に複雑で囲われた空間で、GPSなしで使用することができます。柔軟なマウント・装着オプションがあり、ハンドヘルドでドローンまたはロボットにマウントしたり、ポールやケーブルにもマウントすることができます。たったの3.5kgと軽量なハンドヘルド端末ですので、マルチレベルの環境でも素早くスキャンすることができます。
・スキャン時間の短さ
ZEB-REVOは誰でもほんの数分で操作することができます。
・省コスト・省時間
キャプチャ及び複雑なモデルデータを10倍も素早く行うことができ、プロジェクトをほとんど中断することなく最少の時間で完了することができます。
従来の調査や静的地上レーザースキャンよりも高速にスキャンする能力が実証されており、スキャン時間を短縮することができます。
また、ZEB-REVOは、屋内でのハンドヘルドスキャンを屋外スキャンと同時に実行でき、既存のスキャニングハードウェアと非常に相補的であるため、プロジェクトにかかる時間とコストを節約できます。
< システム機能 >
  • ・最大レンジ:30m
  • ・データ収録レート:43,000点/秒
  • ・解像度:水平0.625°、垂直1.8°

3Dレーザースキャナー

3Dレーザースキャナー測量とは、対象物にレーザーを照射し、大量の点の集まりとして物体形状を計測する手法です。計測された点の集まりは点群と呼ばれ、その一つ一つは3次元座標(x,y,z)を持っています。点群データから必要な位置情報を抽出することにより、様々な用途で利用することが可能です。また同時に写真撮影する事により、その点に色(RGBカラー)及び反射強度の情報も持たせる事ができます。非接触型計測なので、危険な場所や手の届かない箇所の計測にも適しています。

赤外線カメラ

赤外線サーモグラフィカメラは、断熱不良、水漏れチェックなど建築物の検査、電気施設の保守点検など、様々な現場において、幅広く利用されています。
目に見えない熱を視覚化することで、いつでもすぐに目に見えない問題個所の発見に活用できます。例えば、建築物内外の温度分布を可視化。建物新築・リフォームの際の住宅の気密性、遮断性、断熱材の効果確認、漏水確認などに幅広く使われています。